カメラマンの持ち込みに厳しい式場での交渉術

こんにちは、ウェディングフォトグラファーの松元 馨(かおる)です。

「カメラマンの持ち込みに厳しい」というのは、写真にこだわりのある新郎新婦にとって式場選びを左右するポイントの一つです。そのため式場によっては、高額な持ち込み料金のように新郎新婦にとって不利益になる情報を、成約にこぎつけるまでははっきりと教えてくれないことがあります。

そこで今回は、成約後の打ち合わせで「そんなこと聞いてない!早く言ってよ!」なんて状況になったときに、少しでも式場に譲歩してもらうための交渉方法を一緒にみていきましょう。

※ できることならトラブルは避けるに越したことはありません。そのための事前確認のお話を『カメラマンの持ち込みトラブル回避!成約前に確認しておくべき4つのこと』にまとめているので、合わせてご一読ください。

不利益になる情報を成約後に後出しされたら?

写真に限らず、あなたの不利益になりかねない何らかの情報を成約後に初めてプランナーから伝えられた場合には、「成約前にそれを知っていたらこの式場を選んでいなかった。こちらの不利益になる情報をなぜ事前に明確に教えてくれなかったのか?」という姿勢をはっきり示してください。

その結果、こちらの要求を全て受け入れてもらうことは難しくても、部分的に譲歩してもらえることがあります。

「もし満足できなかったら?」という救済措置の確認を

持ち込みに厳しい式場なら、せめて式場専属カメラマンの中から合う人を選ばせてもらえればいいのですが、残念ながら指名制を設けている式場はごく一部です。大抵の場合、カメラマン本人との事前打ち合わせはなく、新郎新婦は結婚式の当日に初めて担当者と顔を合わせることになります。

そんな式場で有効なのが、救済措置の確認です。「当日に初対面となる式場専属カメラマンを利用した結果、満足できる写真を届けてもらえなかった場合には、どんな対応をしてもらえるのか?」を聞いておくのです。

そこまで突っ込んだ結果、「特別に式場専属カメラマンの中から合いそうな人を選ばせてもらえた」「例外としてカメラマンの持ち込みを認めてもらえた」などの先輩花嫁さんたちが実際にいます。

式場からは「所属カメラマンは、全員一定以上のスキルを身につけているのでご安心ください」となだめられることがありますが、そこで納得しないように。これは「あなたが着るドレスは、この中のどれになるのか当日までわかりません。でも、どれもきちんと作ってあるものなので安心してください。」と言われているようなものです。
「カメラマンのキャリアやスキルの問題ではなく、あくまでも人としての相性が合わないとカメラの前でうまく笑えない」ということを強調してください。

持ち込みカメラマンの写真をSNSに上げている人もいるのに、プランナーからは「持ち込みNG」と言われたら…

式場からは「持ち込みNG」と言われたのに、SNSには同じ式場で持ち込みカメラマンに撮影してもらった写真をアップしている花嫁さんがいる。そんなことがあります。

この場合、考えられる原因は2つです。

  • 以前は持ち込みを認めていた式場のルールが、最近厳しくなった
  • 何らかの交渉によって、特定の新郎新婦が例外的に持ち込みを認められた

いずれにせよ、交渉の方法は同じです。SNSの写真を実際に見せつつ「持ち込みができることを前提に成約をしたのだ」とはっきり伝えましょう。

例外として持ち込みを認めた場合に式場が恐れるのは「持ち込みができると他の新郎新婦にも知れ渡ってしまうこと」です。「持ち込みカメラマンに撮ってもらった写真をネットには公開しません」の一言をそえることで、例外的に持ち込みを式場に認めてもらえたケースもあります。

「不満を伝えることで式場にクレーマーだと思われたくない」という人へ

ここまで読んでみて、「なんだかクレーマーみたいで嫌だな…」と感じる人もいるでしょう。もちろん、式場への不満を飲み込んだままプランナーとの平穏な関係を優先するのも一つの選択です。
ただその場合には、同じ日に同じ式場で結婚式をあげる他の新郎新婦と比べて損をする可能性があります。詳しくは『「不満を伝えることで式場にクレーマーだと思われたくない」という人へ』にまとめているので、合わせてご一読ください。