「不満を伝えることで式場にクレーマーだと思われたくない」という人へ

こんにちは、ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

「式場の写真に不満はあるけど、プランナーさんがいい人だから関係を壊したくない」
「クレーマーだと思われるのが嫌だ」という人も中にはいるでしょう。

式場との関係を優先するのも、一つの選択肢です。

ただ、そんな人にもウェディング業界の実情や、式場側の本音を知った上で、本当にそれでいいのかを考えてほしいのです。

中には、式場の説明に何の不満ももらさない新郎新婦が、他の新郎新婦よりも損をするケースも。
今回は、式場と新郎新婦との関係についてのお話です。

ほとんどの新郎新婦は、写真購入の初心者

高額な料金であるにも関わらず「担当カメラマンと当日まで顔を合わせる機会がない」というリスクの高いサービスを式場が平然と勧めることができるのは、ほとんどの新郎新婦が「写真購入の初心者」だからです。
嫌な言い方になりますが、「どうせ素人だからわからないでしょ」と見くびられているということ。

例えば、ドレスが自分に合うかどうかを、試着をせずにカタログだけで決めろと言われて納得する人はいませんよね。

その当たり前の感覚を、写真の購入においても当然の権利として主張してください。
カメラマンと事前に顔を合わせて相性を確認する場を、当たり前のものとして要求してください。

ウェディングの業界人で、カメラマンを選ばない人はまずいない

ちなみに、カメラマンである私だけでなく、式場のプランナーやメイク担当者も含め、ウェディング業界の人間がもし自分の結婚式を挙げるとしたら、今の式場のシステムで写真の依頼をしたいと考える人はまずいません。
そのギャンブル性の高さを知っているから。

あなたが関係を壊したくないと思っているプランナーはどうでしょう。
ご自分の結婚式で事前にカメラマンを選ばなかったプランナーを、私は知りません。

式場の説明に何の不満ももらさない新郎新婦には、ハズレくじが割り当てられる

春・秋のウェディングシーズンには、多くの式場でカメラマン不足になります。
足りない分をあちこちからかき集めて何とか補うことになるので、カメラマンのスキルや経験にはばらつきが出ます。年齢・人柄も様々。

式場の撮影業者は、これらの様々なカメラマンを一組一組の新郎新婦に割り当てていくことになります。

クレーム発生の可能性を最小限にするためには、「写真にこだわりのある新郎新婦」には安定していい写真を撮るカメラマンを割り当て、「式場に何の不満ももらさない新郎新婦」には多少経験の足りないカメラマンやキャラクターにクセのあるカメラマンを割り当てようとするのは当然のことです。

あなたが式場との良好な関係を優先している裏で、いつのまにか式場からハズレくじを掴ませられているかもしれない、ということを覚えておいてください。

持ち込みに厳しい式場への交渉方法

式場の写真について不満を抱えている人に向けて、具体的な交渉方法を下の記事にまとめています。
合わせてご覧ください。

お支度完了後の新婦の横顔
「持ち込みカメラマンはブライズルーム立ち入り禁止」の式場でお支度シーンを撮る方法
高砂で笑う新婦
写真で解説!持ち込み禁止式場の結婚式|アルカンシエル南青山
中座前にエスコート役の女性と手を取り合って笑う新婦
写真で解説!東京大神宮の結婚式|五十鈴
フォトラウンドでゲストと記念撮影をする新郎新婦
待ってるゲストは退屈?ポーズは必要?フォトラウンドの疑問にまとめてお答えします
私の写真は、本当にあなたが求めているものですか?
指輪を落としたリングガールの気持ちを考えたことがありますか?