KAORU MATSUMOTO Photographer

のどにひっかかった本当の気持ち

「ごめんねしなさい!」
「ほら、ありがとうは?」
そんなふうに詰め寄られると、言葉が出なくなる。

僕も幼少期はそんな子どもだったから、気持ちがちょっとだけわかる。

いつも朗らかに挨拶ができて、お礼の言葉も謝罪の言葉も口にできる子になってほしい。
そんな大人の気持ちもわかる。

でも、ちょっとだけ、長い目で待ってあげてもいい気がする。
言葉が声にはならないけど、のどのすぐそこには「いけないことをしてごめんなさい」って気持ちがずっしりした重さで引っかかってることもあるから。

ちっとも悪いと思ってないのに、怒られたくないからさっさと「ごめん」と言えてしまう子もいる。

どっちが正しいとは言えないけど、言葉にならない気持ちにも気づいてあげられる保育士でいたいなぁ…(中々うまくいかないけど)。

このブログの中には、私が保育士として遭遇した子どもの姿に触れている記事があります。記事の公開にあたり、個人の特定につながらないよう必要に応じて人物の情報や状況を類似のものに置き換えています。