KAORU MATSUMOTO Photographer

自分を「素敵!」って思えたことが嬉しかった

「自分がすき!」って自信もって言える人って、そんなに多くはないと思います。私ももちろん自信がなくて。でも最高に素敵!って思えなくても、客観的に今の自分が見てみたくて勇気を出して参加しました。

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お会いしてから割とすぐに撮影が始まったけど、なんだかあまり緊張しませんでした。何でかはわからないけど、松元さんの自然な空気感のおかげかもしれません。 撮影中は角度など細かく指示してくださったので、ポーズに迷うことなく撮影してもらえました。2時間弱、ずっと自分を撮ってもらっている不思議な体験でした。 後日ドキドキしながら届いた写真を拝見したときに、想像していたよりも素敵な自分が写っていて感激しました。自分のことを写真を通して「素敵!」って思えたことが嬉しく、暖かい気持ちになりました。 写真を見たときに感じた気持ちは一生残り続けるし、自信につながったと思います。また何年か経ったときに見返すのもとても楽しみです。貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

知っているようで知らない自分

幼い頃「お母さんは美人だね」とよく言われ、その都度自分の容姿に自信が持てなくなっていきました。学生時代も大人しい方で、卒アルの写真ではうまく笑えず…。「写真うつり悪いね」と言われ、レンズを向けられると姿を隠すようになり。

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社会人になり、ボランティア団体を立ち上げてみたり、少しずつ人前に出る機会が増えて。それでも「笑って」なんて言われるとカメラの前ではカチンコチン。ただどこかに「いつかきれいに撮ってもらえたらいいな」なんて思う目立ちたがりの私も居ました。 そして一昨年、大病を患いました。それを機に、やりたいことはやりたいって思った時にやらなきゃって、思いました。
今回勇気を出して松元さんにお願いし、撮影いただいた2時間はまるで夢のよう。松元さんは「笑って」なんて言いません。今まで銃口のように思うこともあったカメラのレンズがまるで優しい瞳のようで、吸い込まれ没入しました。 そして撮影いただいた写真を見てびっくり。知っているようで知らない自分がそこに居ました。 私は普通のOLで、合間に小説を書いてます。でもこれを機に、ポートレイトモデルもやってみたいな、なんて、欲が出てきてしまいました。

写真は苦手…だけど、私も撮ってもらいたい

撮られることに苦手意識をもっていながら、それでもずっと「私も写真に残してもらいたい」という思いがありました。松元さんの活動を見つけたとき、「もしかしたらこの自己矛盾を払拭できるかも…!」と、DMを送る前からドキドキしたのを憶えています。

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自分から「私のことを撮ってください」とお願いするのは勇気が要りました。でも、メッセージ上での丁寧なご説明・ご案内もあって、この人に託してみたいと思いました。 当日、カメラを構える松元さんに「案外カメラを向けられるのは苦手じゃなさそうですね」という言葉をふわっと掛けられ、確かに、普通にカメラを見ている自分が不思議でたまりませんでした。 あとで考えてみて、写真に対する苦手意識は、「自分が撮られているときに、周りに冷やかしてくる人がいる状況」からなのかもしれないと気づきました。たとえば、七五三の記念写真で自分にはそぐわないポーズを指定され、それを家族に笑われたり…。そういう小さい出来事の蓄積が、撮られることへの意識をひねくれさせていたのかも、と。 今回の撮影では、自然に自分がほどけていくような感覚がありました。実は緊張もしていなくて、おしゃべりをしながらその瞬間を楽しんでいました。 ポートレートを撮ってもらうことは、限られた友人にしか話していませんでした。撮った写真を「見せて」と言われたときに、自信をもって見せられるのかと不安だったから。でも、出来上がった写真を見たときには「あの人にも見せたい」と、いろんな人に見せびらかしたい気持ちになっていたのが本音です。 DMを送ってみてよかった。不思議で貴重な体験をありがとうございました!

自分を好きになりたい、認めてあげたい

ただ平凡な人生を送っている女子学生が今回の撮影に踏み切ったきっかけは松元さんの活動に背中を押してもらえたからです。 私自身被写体活動に興味はありましたが、モデルなんて自分には務まらないだろうなとネガティブな考えで踏み出せずにいました。

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また、興味はあっても実際カメラを向けられることは不慣れですし苦手でした。実際成人式の前撮りはもう一生見たくないと思うものです。 私と同じくやりたいけど踏み出せない、自信がない、自分の笑顔が好きじゃない、そんな女性がたくさんいるんじゃないかなと思います。 人生一度きり。自分を好きになって自分を認めてあげたい。 松元さんはそんな気持ちを持った女性に素敵な体験と証明をくださいます。 当日緊張も入り混じったドキドキと、撮影が進むにつれ楽しさに時間を忘れます。非日常とも言える体験はそれだけで価値がありました。 そして撮影した写真は自然体なのに自分でも素敵と思えるものでした。普段カメラを向けられても顔を隠しがちな、そんな私の知らない一面をカメラを通して知れた気がします。 松元さんは光、影、環境全てを駆使してありのままが素敵なんだよということを写真を通して証明をしてくださいます。 松元さんの写真には人柄が現れた暖かさと想いがあります。 私みたいな女性が自信や一歩踏み出すきっかけになることを私は心から願っています。 松元さん、私を撮ってくださり本当にありがとうございました。

綺麗になる最大の手段

皮膚科に通って、薬を飲んで、夜中は美容の記事を読んで、出かけるときはメイクして、時にはウィッグをつけて…それでも寝起きの顔を見るとうなだれてしまう。自分が嫌い。だけど、なりたい姿がある。 でも、それには程遠い気もする。なりたい姿になろうとインスタ、ネット、雑誌から学んで真似ばかりすればするほど、不自然に見えてしまう。

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そんな思いが心がぐちゃぐちゃになっている時に、自然な笑顔と表情が目を引く写真をインスタで見かけた。プロフィールには、被写体活動を安全に行うための注意事項も書かれていた。 この人なら安心して素のわたしの良さを引き出してくれるんじゃないかと勢いに任せてDMを送った。すると、撮影における注意事項や連絡の取り方について、丁寧な返事が返ってきた。 勢いで連絡してしまった自分に反省しつつも、撮影への安心感と緊張感が高まっていった。すごく真面目な人なんだろうなと思いながら、現場へ向かった。 緊張していたのか、最初何を話したのかさっぱり思い出せない。でも歩いているうちに、自分の好きなものや思い出話をして、友達と一緒にいるような気持ちになって、撮影のために来たというよりかは、ただお散歩を楽しんでいた。だるまさんが転んだをやったり、落ち葉を踏む音に癒されたり…忘れていた童心を取り戻した気がした。 撮影が終わり、チェキの写真を現像してもらった時に、今日は撮影だったんだ!と思うほど、肩の力を抜いて過ごしていた。ぼんやりと少しずつチェキの写真に色が現れるにつれて、気持ちがたかぶった。 そこに写っていたのは、いつも見る顔。でも、寝起きの顔を見る時に感じるあの嫌な気分にはならない。自信と楽しさが顔に溶け込んでいた。 綺麗になる最大の手段は、心のあり様だと気づいた。いつも欠点ばかり気にしていた自分にさよならを言える気がした。

撮影中に一番嬉しかったのは…

撮影のきっかけは、素敵なポートレート写真を見る度に「自分がこの作品の中に入ったら、どんな感じなんだろう?」と客観的に自分を見てみたいと思ったからです。でも見る写真全て綺麗な人、かわいい人ばかり…。
大多数が想像する”モデル”とは程遠い容姿で、しかもこんなポッと思いつきの一般人を撮ってくれるなんて、そんな話はないだろうと思いつつ探していた中、こちらに辿り着きました。

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ホームページにある女性視点に立っての撮影での注意点や体験談を拝見し、撮られてみたいだけであとは何も考えていなかった私には学ぶことが多く、それで少し安心感も得て撮影を依頼しました。 撮影当日はこちらに求めるポーズ・表情は少ないので、変に考えたり構えたりすることはなく、割といつもの自分、リラックスした自分でいられました。
事前にモデルさんのことを知りたいと好きな場所や好きな音楽などのアンケートがあるのですが、書いたことを把握して、事前に映画や音楽を聴いてくれた上で、当日に話をしていただいたことにびっくりしました!
撮影中は褒めてくれたり、前向きな気持ちにさせてくれたことも嬉しかったのですが、この日一番嬉しかったのは、私の好きな音楽を聴いて気に入ってくれたことかもしれません 笑
そんな楽しかったと思える撮影だったので、出来上がった写真の中の自分にもそれが表れていて、どれもこれも素敵な写真しかありませんでした。
こう言うと自画自賛、自分に自信があるように聞こえると思いますが、元々全く自信はありません。
でもこの撮影をもって少し自信が持て、次はこうしたいなとか次に進む前向きな気持ちになれたので、今回お願いして良かったです。

自分を否定してしまう私に「大丈夫だよ」と言えるように

私は昔から「ありのまま」とか「本当の自分」という言葉が苦手でした。理由は書けませんが、過去に色々あったのがきっかけです。 私は自己分析が大の苦手な上に、他人に言われた自分の良い印象を想像しても過去に自分がしてきた行動・言動を踏まえて考えると矛盾している気がして、とにかく自分の事のように思えなくて否定し「ありのままの自分」がよく分からないまま大学生になってしまいました。

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しかし、私には表現者としての道を歩むという夢があり、今の大学で自己を出す訓練が多くなって「あれ?自分ってどんな人間だろう」と嫌でも自問自答していく日々を送ってきました。 ある日、大学の先輩がポートレート写真をSNSにあげているのを見て、写真は自分がどんな人間か知るのにピッタリではないかと閃きました。言葉ではなく視覚的であれば、他の人には自分がこう見えているんだと知ることができる、それを認識した上で自分のことが好きか嫌いか決めようと意気込みました。 しかし私はモデルの経験がなかったので、どの人に撮ってもらおうか、だいたい撮影ってどういう流れなのだろうかと調べながら悩む中で、松元さんが書かれた記事の一つを読みました。読んでいくうちに自分が抱えていた疑問や問題点は解消され、「この人なら大丈夫だろう」と思い、勇気を出して松元さんに連絡を取りました。 撮影前は緊張していましたが、2時間に渡る撮影はとても楽しく有意義な時間を過ごしました。通りすがりの人たちに見られても、楽しいお喋りをしていたのか、何故か恥ずかしくありませんでした。 そして、撮影終わりに1枚のチェキを現像してくださいましたが、そこに写っていた自分の姿があまりにも素敵すぎて驚いてしまい、思わず良い意味で「まるで自分じゃないみたい!」と興奮しました。松元さんは「あなたの側にいる人たちにも同じように見えてるんじゃないかな」とか端的に言えば「これがありのままですよ」と話されていましたが…いやいや、やはり松元さんの人柄と技量が”本当の私”を引き出してくれたんですよ、と私は今でも本気で思っていますよ。感謝してもしきれません。松元さん、どうもありがとうございました。 今回の撮影をきっかけに、初めて自分のことを好きになりました。まだまだ道のりは険しく、今後の予定も明確に決まってはいませんが、撮影の想い出を思い出す度に、良いスタートを切ったな、自分を肯定できる日々への第一歩だなと思わず口角が上がります。 自分自身を否定してしまう私に心から「大丈夫だよ」と言える日々は、もうすぐだ。今でも周りの景色が一段違って見える。なんか、前よりずっと美しい。