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ウェスティンホテル東京の結婚式を写真で解説!ビクターズの披露宴

高砂で耳打ちをして笑う新郎新婦

こんにちは、ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

今回ご紹介するのは、ウェスティンホテル東京のVICTOR’S(ビクターズ)での披露宴です。

披露宴の流れを写真で追いながら、ウェスティンならではの注意事項や、事前に知っておくべきポイントを持ち込みカメラマン目線でお伝えします。

(挙式編はこちら↓)

披露宴会場(ビクターズ)について

披露宴会場ビクターズ

ビクターズは、ウェスティンホテルの22階にあるフレンチレストランです。高砂後ろのカーテン(写真右側)は乾杯のタイミングでオープンします。スクリーンは、写真の一番奥にある壁側スペースの一箇所。同じスペースで、披露宴クライマックスの記念品贈呈や新郎謝辞も行われます。

開場〜中座

受付をする男性ゲストたち

ゲストは、馬車に乗ってホテルを出発する新郎新婦を見送った後に、受付へ案内されます。

新郎からのメッセージカードを手に笑う男性ゲスト

会場オープン。ゲストが席につくと、そこには新郎新婦からのメッセージカードが。

メッセージカードに限らず、あなたがゲストのために用意したものがあるなら、そのリアクションをカメラマンに撮ってもらいましょう。「みんな楽しんでくれるかな…」という不安が、きっと安心に変わるはずです。

ビクターズへの入場中に笑う新婦

新郎新婦の入場。お友達から声をかけられる度にニコニコの新婦さん。

ビクターズでは、入退場時も会場の照明は明るいままです。入退場ルートの途中に階段があるので、安全面の配慮かと思われます。

挨拶をする新郎の横で笑う新婦

新郎→新婦の順にご挨拶。

ウェスティンホテル東京のビクターズでの乾杯

ゲストのご発声で乾杯。このタイミングで、高砂後ろのカーテンがオープンします。

歓談の時間には、記念写真だけでなく自然な表情もたくさん撮ってもらおう

新婦に声をかけて笑う女性ゲストたち

お食事と共に歓談のスタート。ゲストが次々と高砂にやってきます。

新郎とグラスを合わせるゲストたち

カメラ目線の記念写真だけでなく、ゲストとの自然な触れ合いの様子もたくさん撮ってもらうといいですよ。言葉を交わせるこの時間が、みんな一番いい顔をしているから。

高砂で耳打ちをして笑う新郎新婦

続いて、ゲストからのお祝いのスピーチ。懐かしい思い出が語られると、高砂の2人も楽しそうに言葉を交わしていました。

たまにウェディング雑誌で「高砂での新郎新婦らしい振る舞い」についてあれこれ書かれた記事を見かけます。でも個人的には、あまり気張らずにいつもの2人らしい姿でいいんじゃないのかな、と思います。高砂で楽しそうにしている2人の姿が見れたら、ゲストもきっと嬉しいはずですよ。

ケーキカット中にゲストのカメラに目線を向ける新婦

ケーキカットは高砂のすぐ隣で行います。プロカメラマンだけでなく、ゲストのカメラにもたっぷり応えてあげてくださいね。

新婦から新郎へのファーストバイト

「新郎→新婦」「新婦→新郎」の順にファーストバイト。

人間味あふれる表情はプログラムの前後に

新郎新婦にラストバイトをするお母さんたち

ファーストバイトに続いて、お母さんからのラストバイト。実は誰よりも腰を低く落としていた新郎さん。

お母さんと笑う新郎新婦

ラストバイト直後に、周りを囲むゲストからの歓声に照れ笑いを浮かべていました。

実は、新郎新婦やゲストの人間味あふれる表情は、プログラムの真っ最中よりも、直前直後に現れることが多いんです。そんな写真もたくさん撮ってもらうといいですよ。あのときの気持ちをきっと思い出せるから。

ウェディングドレスでの記念撮影は中座直後がラストチャンス

お姉さんにエスコートされて中座する新婦

新婦はお色直しのために中座します。お姉さんにエスコートされて退場。

新婦とお姉さんとの記念写真

会場を出たら、エスコートをしてくれた人と記念写真を撮ります。

ウェディングドレスでの記念撮影はこのタイミングがラストチャンスです。ここで家族写真を撮りたい場合は、ホテルスタッフに伝えて連れてきてもらいましょう。

この後少し時間をおいて、新郎も中座します。

新郎新婦のプロフィールムービーを見て笑う女性ゲストたち

プロフィールムービーの上映。

ビクターズは会場の構造上、一部の席からはスクリーンが見にくいです。上映前に司会から「見やすい位置に自由に移動して」とアナウンスを入れてもらうといいかもしれません。

主役のいない会場の写真って大事?

新婦のお母さんと歓談をする女性ゲスト

新婦のお母さんと言葉を交わすお友達。普段は中々見ることのできない光景ですよね。

カメラマンによっては主役のいない披露宴会場の写真をあまり重要視しない人もいます。でも、この時間帯のゲストは意外と肩の力を抜いて楽しんいることが多いです。そんな写真もたくさん撮ってもらうようお願いしておきましょう。

再入場〜おひらき

ウェスティンホテル東京のエレベーターホールでポーズ写真を撮る新郎新婦

再入場の前に、22階エレベーターホールでのポーズ写真。

お色直し後のポーズ写真は、基本的に披露宴おひらきの後です。今回は新郎新婦から「おひらき後は疲れてるかもしれないから再入場前に撮りたい」という希望があったため、このタイミングで撮りました。撮影場所の希望がある場合は他の新郎新婦との調整が必要になるので、事前にホテルに相談しておきましょう。

ビクターズに再入場する新郎新婦

新郎新婦の再入場。この後にフォトラウンドが続く場合は、高砂を経由せずに直接ゲストテーブルに向かいます。

フォトラウンドで撮影アイテムを使う場合は、有り無し両方の写真を

ウェスティンホテル東京ビクターズでのフォトラウンド

フォトラウンドでは、新郎新婦がゲストテーブルを順番に回りながらグループごとの記念撮影を行います。

もし記念撮影にフォトプロップスなどのアイテムを使う場合は、顔が隠れて見えなくなることがあります。念のためにアイテムの有り無し両方の写真を撮ってもらいましょう。共通のポーズを決めて撮影する場合も同様です。

フォトラウンドは友人とも親族とも均等に話せる貴重な時間

フォトラウンドの合間に友人と談笑する新郎

記念撮影の合間のご歓談。

他の歓談の時間にはゲストから高砂にやってきてくれますが、どうしてもグループによって高砂の滞在時間に差が出てしまいます。

一方でフォトラウンド中は、新郎新婦が各テーブルにいる時間を会場スタッフがバランス良く調整してくれます。「みんなとたくさん話したい」という人は、余興を詰め込みすぎずにフォトラウンドの時間にゆとりをもたせておくことをお勧めします。

おじいちゃんにお肉を食べさせてもらう新婦と笑う親族たち

こちらは親族テーブルでの一コマ。「ここまで、あまりご飯を食べられていない」という新婦さんに、おじいちゃんからお肉のプレゼント。

フォトラウンド中なら、親族も他のゲストと同じようにゆったりと新郎新婦との触れ合いの時間を楽しめます。

フォトラウンドについては、下の記事も参考にしてください。

新郎新婦にエールを送るゲスト

ここで元応援団のご友人から新郎新婦へのエール。2人も大喜びでした。

高砂で新郎と握手をするおじいちゃん

「手が冷たいね。心が温かい証拠だ。」
新郎と握手をした新婦のおじいちゃんの言葉です。

ゲストとの歓談がある程度落ち着いたら、親族にも高砂に来てもらって大丈夫です。とはいっても、親族からすると他のゲストに遠慮をして中々席を立ちにくいもの。そんなときには、スタッフやカメラマンに声をかけて連れて来てもらいましょう。遠くから来てくれたおじいちゃんもきっと喜んでくれるはずですよ。

記念品を手に笑う新郎新婦

今回の新婦さんは、手紙を読まずに記念品の贈呈に移りました。

みんなの前で読む場合と読まない場合とで、手紙の内容は変わってきますよね。私個人の考えですが、「ゲストからどう映るか」ではなく「ご両親に伝えたいことは何か」で手紙を書き、その後で読むか読まないかを決めてもいいんじゃないかな、という気がします。

新郎新婦から記念品を受け取るお母さんたち

2人から、お母さんへ記念品の贈呈。

新郎の謝辞で泣いたり笑ったりの新婦とお母さん

新郎からのお礼の言葉。ゆっくりと言葉を選びながら話す姿が印象的でした。

ビクターズから退場する新婦

新郎新婦とお母さんが退場します。といっても、会場の外には出ません。ビクターズではゲストのお見送りを会場内スペース(上の写真の新婦が立っているあたり)で行うためです。

クリスマスツリーの前でエンドロールムービーを見る新郎新婦

エンドロールムービーの上映。新郎新婦も会場内にいるので、ゲストと一緒にムービーを見ることができます。

お母さんと記念写真を撮る新郎新婦

ゲストのお見送り前には、親御さんとの記念写真を撮ります。

撮り残した記念写真は、お見送りのタイミングで

笑顔でゲストを見送る新郎新婦

お見送りスタート。

もし一緒に記念写真を撮れていないゲストやご親族がいたら、このタイミングで撮ってもらいましょう。

プチギフトを嬉しそうに覗きこむおじいちゃん

プチギフトをもらったおじいちゃんの嬉しそうなこと。

ウェスティンホテル東京の客室のソファーでポーズ写真を撮る新郎新婦

お部屋に戻ってきての1枚。どこかホッとした表情の2人でした。

ウェスティンホテル東京の結婚式を写真で解説!チャペル挙式

ウェスティンホテル東京の階段で笑う新郎新婦

こんにちは、ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

今回ご紹介するのは、ウェスティンホテル東京の結婚式です。

1日の流れを写真で追いながら、ウェスティンならではの注意事項や、事前に知っておくべきポイントを持ち込みカメラマン目線でお伝えします。

式場 ウェスティンホテル東京
挙式会場 チャペル
挙式の形 キリスト教式
披露宴会場 VICTOR’S(ビクターズ)
挙式月 11月中旬

持ち込みカメラマンには、どこまで撮らせてもらえる?

ブライズルームはカメラマン立ち入り禁止です。
ロケーション撮影(ポーズ写真)は、複数のスポットを回りながらたっぷりと撮らせてもらえます。
親族紹介、挙式リハーサル、挙式、披露宴もしっかり撮ることができます。
挙式中は、バージンロードと祭壇には立ち入り禁止となりますが、これはキリスト教式の挙式の一般的なルールです。
「二人のためなら」と、持ち込みカメラマンにも気持ちよく協力をしてくれる親切なホテルです。

お支度〜リハーサル

ブライズルームは撮影NG、客室でのお支度なら撮影OK

ウェスティンホテル東京の客室でお支度をする新郎新婦

ウェスティンホテル東京では、ブライズルームへのカメラマンの入室はできません。もし結婚式の前夜からホテルに泊まるなら、ブライズルームを利用せずに宿泊しているお部屋にメイク担当者を呼んでお支度をすることで、撮影も自由に行えます。

ベールをつける新婦

お支度を進めていると部屋のベルが。やってきたのは…

ブーケを新婦に手渡す友人女性

作ったブーケを届けに来てくれたお友達。

ブーケを作ってくれた友人と記念撮影をする新郎新婦

ブライズルームと違って客室はゲストの出入りも自由です。記念写真も撮れるのが客室準備のお得なところ。

ウェスティンホテル東京の廊下を歩く新郎新婦

お支度完了の時間になると、ホテルの介添えさんがお部屋まで迎えに来てくれます。

まずは2階の写真室でポーズ写真を撮ります。挙式披露宴の撮影を持ち込みカメラマンに依頼していても、写真室での撮影だけは必ずウェスティンの専属カメラマンが担当します。

ロケーション撮影の基本ルートについて

写真室を出たら、ホテル内の撮影スポットを巡りながらポーズ写真を撮ります。基本的なルートは次の通りです。

ウェスティンホテル東京でロケーション撮影をする新郎新婦

まずは2階ロビーからスタート。

ウェスティンホテル東京の大窓に立つ新婦

同じく2階の大窓の前にて。

ウェスティンホテル東京の階段で笑う新郎新婦

階段で写真を撮りつつ1階に向かいます。11月上旬だったのですが、クリスマス一色でした。

ウェスティンホテル東京のクリスマスツリー前で記念撮影をする新郎新婦

1階のクリスマスツリー前でも。

ここまでが基本ルートです。もし別の場所での撮影希望がある場合は、他の新郎新婦との兼ね合いもあるのでホテルに早めに相談しておきましょう。

親族控室で過ごす時間。歓談と撮影どちらを優先する?

笑顔でウェスティンホテル東京の廊下を歩く新郎新婦

ポーズ写真の後は親族控室へ。親族紹介までは両家別々のお部屋になります。

ウェスティンホテル東京の親族控室で記念撮影をする新郎親族

親族紹介が始まるまでは記念撮影もOK。

ただし、この後は親族とゆっくり言葉を交わせる時間は意外と限られます。一方で、一緒に写真を撮るチャンスは披露宴中やおひらき後にもあります。ここでの撮影をどの程度優先するかを考えておきましょう。

限られた時間を有効に使うためには、次のようにグループごとの撮影順序を事前に決めておくとスムーズです。

  1. 新郎+両親
  2. 新郎+両親+兄弟
  3. 新郎+親族全員

※ 家族写真撮影のタイミングについては、下の記事もご覧ください。

親族紹介をする新郎のお母さん

新郎新婦と両家親族は別室に移動。親族紹介を行います。

挙式リハーサルはチャペルではなく控室で

ウェスティンホテル東京で挙式リハーサルをする新婦とお母さん

挙式リハーサルは、親族紹介に続いて同じ部屋で行われます。

ウェディングキスのリハーサルで笑う新郎新婦

ウェディングキスの説明を受けて、照れくさそうに笑う2人。このときにキスの位置を聞かれるので、あらかじめ決めておきましょう。

挙式

ベールダウンをするお母さん

新郎に続いて新婦の入場。扉がオープンしたら少し進み、お母さんと向かい合ってベールダウンとなります。

今回のようにチャペル内でのベールダウンが一般的ですが、式の前に別室でベールダウンを行うパターンもあります。その場合は、逃さず撮ってもらうようカメラマンに伝えておきましょう。

ウェスティンホテル東京の牧師

ウェスティンの牧師。本番で細かい流れを忘れてしまっても、牧師が小声で教えてくれるので安心してください。

カメラマンはバージンロードと祭壇には入れない

ウェスティンホテル東京のチャペル

挙式中は、バージンロードと祭壇(新郎新婦より前にある茶色の壇上スペース)にカメラマンは入れません。牧師と向かい合う新郎新婦の表情は撮りづらくなりますが、キリスト教の挙式では一般的なルールです。

指輪交換をする新郎新婦

指輪交換。もしスッと指に入らなくても慌てなくて大丈夫。1つ1つの動作に時間がかかったとしても、神聖な儀式の中ではゲストもあまり気にならないものですよ。

ウェディングキスは、新婦の顔がゲストに見えるように

ベールアップをする新郎

ベールアップ。新郎は、持ち上げたベールを新婦の後頭部におろしたら、裾のあたりを綺麗に整えてあげてください。

この後、ウェディングキスへと続きます。頬や口へのキスの場合は、顔を横に傾ける必要があります。ゲストの方から新婦の顔がよく見えるように、新郎は奥側に顔を傾けましょう。

挙式で署名をする新郎

署名台に移動し、新郎→新婦の順に記名します。

ウェスティンホテル東京のチャペルを退場する新郎新婦

ゲストに見送られながらの退場です。

この後、新郎新婦と親族は写真室での親族集合写真撮影。ゲストはホテルのエントランスに向かい、ホースパレードの始まりを待ちます。

ホースパレードについて

ウェスティンホースパレード

ゲストに見送られながら馬車はホテルを出発。ガーデンプレイスに沿うように進みます。

ウェスティンホースパレードで馬車から振り返る新郎新婦

馬車のスピードは人の早歩きと同じくらい。この写真はカメラマンが馬車の後ろを追いかけながら撮っています。

ウェスティンホースパレードの後、馬車から降りる新婦

ホテルに到着。馬車に乗っている時間は5〜10分程度です。この後、新郎新婦も披露宴会場に向かいます。

前半はここまで。

(続きの披露宴編は、こちら↓)

式場カメラマンと持ち込みカメラマンの両方をうまく使うコツ

ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

「できることなら自分で見つけたお気に入りのカメラマンに撮ってもらいたい。でも、式場専属カメラマンにしか撮らせてもらえないものが意外と多くて悩んでる…」

そんな人には、式場専属カメラマンと持ち込みカメラマンの両方を併用するという選択肢もあります。

そこで今回は、立場の異なる2人のカメラマンのメリットをうまく活かすためのポイントについてお話します。

料金を抑えつつ、式場専属カメラマンと持ち込みカメラマンの両方をうまく使うには?

写真を複数の業者に依頼するとなると、まず不安になるのが撮影料金の問題ですよね。できるだけ料金を安く抑えたいのなら、式場専属カメラマンと持ち込みカメラマンの撮影内容を分担することをお勧めします。

持ち込みカメラマンには撮らせてもらえない写真だけを式場専属カメラマンにお願いする

例えば、あなたの式場に「挙式・集合写真は持ち込みカメラマンは撮影NG」というルールがあるとします。その場合は、式場専属カメラマンには挙式と集合写真だけを撮ってもらい、それ以外の撮影は持ち込みカメラマンにお願いするのです。
そうすれば、料金を最低限に抑えつつ、それぞれのカメラマンにしか撮れない写真を両方手にすることができます。

アーフェリーク白金での集合写真で手を振る新郎新婦

持ち込みカメラマンの「ゲスト席からの挙式写真」は本当に必要か?

「持ち込みカメラマンは挙式撮影NG」という式場でも、持ち込みカメラマンにゲストとして入ってもらうことで挙式の撮影自体は可能です。しかしその場合、持ち込みカメラマンはゲスト席から動かずに撮影することになります。

ゲスト席から一歩も動かずにどこまでの写真を撮ることができるのかはカメラマンによって異なります。チャペルを自由に動きながら素敵な挙式写真を撮ることのできるカメラマンが、ゲスト席からの固定撮影でも同じように魅力的な写真を残してくれるとは限りません。

挙式撮影の依頼を決める前に必ず、「過去にゲスト席から撮影した挙式の写真」を持ち込みカメラマンに確認させてもらいましょう。

その写真があなたにとって価値のあるものなら挙式撮影も持ち込みカメラマンにお願いすればいいですし、そうでないなら思い切って「挙式は式場専属カメラマンのみ、披露宴は持ち込みカメラマン」とすることで撮影料金を抑えることができます。

※ 下の記事では、実際に私が撮影したゲスト席での挙式写真を、時系列順に紹介しています。

役割分担をしておかないと、撮影時間が大幅に延びることも

挙式撮影にはルールのある式場でも、披露宴では持ち込みカメラマンでも会場内を自由に動きながら撮影できることが多いです。

披露宴撮影に持ち込みカメラマンのみが入る場合は問題ないのですが、式場専属カメラマンと持ち込みカメラマンの両方が撮影に入る場合には注意が必要です。

それぞれの役割について事前の取り決めがないと、撮影にかかる時間が大幅に増えてしまうのです。

例えば、歓談の時間。新郎新婦は、高砂に集まってくれたゲストと記念撮影をしますよね。
このときに役割分担がはっきりしていないと、式場専属カメラマンも持ち込みカメラマンも「目線をもらった記念写真」を撮りたがることが多いです。お互いが既に撮っているとわかっている写真でも、同じものを自分も押さえておこうとする。

結果的に撮影に2倍の時間がかかり、その分新郎新婦とゲストが言葉を交わす時間が減ることになります。

限られた時間を有効に使うために、「カメラ目線の記念写真は式場専属カメラマン」「持ち込みカメラマンは、記念撮影の合間の自然な表情をメインに」という具合に役割を分担しておきましょう。その分担を双方のカメラマンに伝えておくのも忘れずに。

友人としての持ち込みカメラマンはバレる?式場の疑いをかわすポイント

ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

持ち込み禁止の式場では、カメラマンを一人の友人として招待することによって、結婚式を撮影してもらうことができます。

この場合、カメラマンは「業者」ではなく「新郎新婦の友人」として振舞わなければなりません。

カメラマンの言動や行動が明らかに業者っぽいと、式場から「あなた、本当は新郎新婦の友達じゃなくて業者のカメラマンでしょ?うちは業者の持ち込み禁止だよ。」と突っ込まれる可能性が出てきます。

そこで今回は、結婚式当日に式場からのそんな突っ込みを回避するためのポイントをお伝えします。

(友人としてのカメラマンが撮影できる写真の詳細はこちら↓)

友人として持ち込んだカメラマンは「本当はプロ」だと式場にバレている

業者のカメラマンを友人として持ち込んだ場合、式場には十中八九バレてます。ゲストの中に一人だけ、2台のカメラ、複数の交換レンズなどの装備をした人がいれば、誰の目にもプロにしか見えないでしょう。

式場スタッフは「あの人絶対プロでしょ!」と気づきながらも、それをカメラマン本人に言葉でぶつけることができないのは、カメラマンが「新郎新婦の招待を受けた友人である」という事実があるからです。

逆に言うと、カメラマンが新郎新婦の友人として不自然な行動をとると、式場から「業者じゃないの?」と突っ込まれる可能性が高まります。

友人として、持ち込みカメラマンはどう振る舞うべき?

お互いを「〜さん」と呼ぶことに慣れておこう

まず、新郎新婦はカメラマンを、カメラマンは新郎新婦を「〜さん」と呼ぶことに慣れておきましょう。

ゲストとしての持ち込みに慣れていないカメラマンだと、当日についうっかり「ご新婦様」と呼びかけてしまうことがあります。どう考えても、友人から新婦への呼びかけとしては不自然ですよね。

事前打ち合わせの場などで、お互いに「ほどよく親しい言葉遣い」に慣れておけば安心です。

集合写真の時の自然な行動とは?

「集合写真は式場専属カメラマンのみ撮影可」という式場では、集合写真のみ式場専属カメラマンにお願いし、その他の撮影をゲストとしての持ち込みカメラマンにお願いするという方法もあります。

その場合、「式場専属カメラマンが撮影する集合写真に、ゲストとしての持ち込みカメラマンは写らないでほしい」という花嫁さんもいるでしょう。

しかし、ゲストの一人であるはずの持ち込みカメラマンが最初から集合写真の輪から外れていると、式場から「あなたもゲストなんですよね?」と突っ込まれかねません。

なので、最初は持ち込みカメラマンにも他のゲストと一緒に並んでもらい、式場専属カメラマンが1,2回シャッターを切ったらさりげなくその輪を抜け出してもらいましょう。その後も続く撮影の様子を、下の写真のように撮ることもできます。

料理は食べてもらう?

カメラマンをゲストとして招待するということは、席・料理・引出物も他のゲストと同じように用意するということです。

特定のゲストだけ「席も料理も引出物もいらない」と式場に伝えることはできますが、明らかに不自然なので「新郎新婦の友人」という前提を強く疑われることになります。

さて、用意してもらった料理ですが、カメラマンによっては新郎新婦のお色直し中などのタイミングで口にするという人もいます。

私の場合は、中座中もゲストの様子をできるだけたくさん撮りたいのと、その後トイレに行きたくなるのが怖いので、料理には手をつけずに水分のみいただくようにしています。

ただ、たくさんの料理が手付かずのまま下げられるのは心苦しいので、私の席を「食べ盛りのお子さんのいるテーブル」や「新郎の友人テーブル」などに用意してもらい、可能な範囲で他のゲストに私の分も食べてもらっています。

マグナス東京の前菜

引き出物は持ち帰ってもらう?

私の場合、引き出物については「すでに撮影料金をいただいているので引き出物まではいただけない、できればその場でお返ししたい」というのが本音です。ただ、式場内で新郎新婦とそんなやりとりをするとスタッフの疑いの目がますます強まります。

もし「引き出物は返してほしい」という新郎新婦さんがいたら、式場を出たところで家族に預けてもらうなど、スタッフの目が届かないところでやりとりをするよう気をつけましょう。

バレた時の罰則が明確な式場への持ち込みは諦めよう

これまでに私がゲストとして撮影した結婚式では、式場から「あなた本当は業者でしょ」と撮影を止められたことは一度もありません。

しかし稀に、「招待の有無に関わらず、外部業者を持ち込んだ場合には、新郎新婦に違約金を請求する」という式場もあります。

目黒の雅叙園では「たとえ新郎新婦の友人として招待を受けたゲストであっても、特定の機材を使用した場合は持ち込み業者とみなし、10万の追加料金を払ってもらう」という規約書を新郎新婦に渡していたことが、一時期ツイッターで話題になりました。規約書の該当機材リストの中には、プロ機だけでなく、趣味用としても広く普及しているクラスのカメラもたくさん含まれていたことも注目を集めた大きな原因でしょう。

このように持ち込みに明確な罰則のある式場の場合は、リスクが高いので持ち込みは諦めた方がいいです…というより、そんな式場は最初から避けておいた方がいい。

「友人だろうが親戚だろうが、一眼レフカメラで新郎新婦の写真を撮ったら10万払え」というスタンスの式場で、結婚式当日に一人一人のゲストが式場から心からのサービスを受けられるとは、私には思えません。

※ 持ち込みについての式場への事前確認については、下の記事を参考にしてください。

カメラマン持ち込みトラブル回避!式場に確認しておくべき4つのこと

ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

多くの式場では、外部カメラマンの持ち込みには、「持ち込み料金」が発生したり、撮影不可の場面があったりと、何らかのハードルを設けています。

中には、とにかく1件でも多くの成約をとるために、持ち込みに関する詳しいルール(新郎新婦にとって不利益となる情報)を成約後に初めて明かす式場もあります。

そこから式場を変えようと思っても、今度は高額なキャンセル料を請求される。

そんな事態になるのを防ぐために、「持ち込みついて、式場に事前に確認しておくべきポイント」をまとめてお伝えします。

持ち込みの希望がはっきりしていない人も、必ず成約前の確認を

式場を決める段階で、「式場のカメラマンと持ち込みカメラマンのどちらを利用するか」を決めていない人も、必ず成約前に持ち込みのルールだけは確認しておきましょう。

式場カメラマンについての詳しい説明(カメラマンを選べない、打ち合わせがないなど、お二人にとって不利益な情報提供)がなされるのは、大抵成約後だからです。

そこで初めて式場カメラマンへの不満が出ても、持ち込み禁止の式場では外部カメラマンに自由に撮ってもらうことができません。

最初から「外部カメラマンの撮影の可否、それに伴う料金の確認」ができていれば、後で慌てることがありません。

式場に確認するのは次の4つです。

  1. 業者としての持ち込みは可能か?
  2. 写真が上手な友人に撮影してもらうことは可能か?
  3. 撮影禁止のシーン、立ち入り禁止の場所はあるか?
  4. 持ち込みに伴って新たに発生する料金はあるか?

一つずつ、詳しく見てきましょう。

Q1.「業者としての持ち込みは可能か?」

「業者としての持ち込み」とは、外部業者であるカメラマンの利用を事前に式場に認めてもらった上で、当日に撮影してもらう方法です。一般的なカメラマンの持ち込みの形です。

Q2.「写真が上手な友人に撮影してもらうことは可能か?」

「業者としての持ち込み」がNGの式場では、カメラマンを友人として招待することによって持ち込みが可能になります。カメラマンが業者であることを式場には伝えずに、あくまで「一人のゲストに撮ってもらう」という建前にするのです。

「友人としての持ち込み」の場合、持ち込み料金はかかりませんが、業者としての持ち込みに比べると撮らせてもらえないシーン(ブライズルームでのお支度シーン、ポーズ写真など)が多くなります。そのため、式場カメラマンには最安プランで依頼した上で、外部カメラマンを友人として持ち込む人も多いです。

式場に事前確認をするときには、「写真が上手な友人に撮ってもらいたいのですが、可能ですか?」という聞き方をしてください。「プロの友人に撮ってもらいたい」という聞き方だと、「業者の持ち込みはNGです」と却下される可能性が高いです。

持ち込み禁止式場で「撮れる写真」「撮れない写真」については、下の記事にまとめています。

Q3.「撮影禁止のシーン、立ち入り禁止の場所はあるか?」

「業者としての持ち込み」「友人としての持ち込み」それぞれの場合に、式場カメラマンの撮影と比べて撮影不可のシーンや立ち入り禁止の場所があるかを確認しておきましょう。

下記リストは、一般的な結婚式の中でスナップカメラマンが撮影する写真を時系列に並べたものです。「この中で撮らせてもらえないものはありますか?」と式場に尋ねれば、できることとできないことがはっきりするはずです。

  • ブライズルームでのお支度シーン
  • ロケーション撮影(新郎新婦のポーズ写真)
  • 親族紹介
  • 親族集合写真
  • 挙式リハーサル
  • 挙式
  • 全員集合写真
  • 披露宴前半(お色直し中座まで)
  • 中座エスコート役との記念写真
  • 披露宴後半
  • フォトラウンド(ゲストとの記念写真)
  • 新郎新婦+両家両親との記念写真(おひらき後)
  • ゲストのお見送り
  • お色直し後の姿でのポーズ写真

Q4.「持ち込みに伴って新たに発生する料金はあるか?」

カメラマンを持ち込むと、新たな料金を式場から請求されることがあるので、事前にクリアにしておきましょう。

その際に、「持ち込み料金はかかりますか?」という聞き方はしないこと。「カメラマンの持ち込みに伴って、新たに発生する何らかの料金はありますか?」と尋ねましょう。

式場によっては、新たに発生する料金をなるべく新郎新婦に悟られまいとしている場合があります。実際にあったのが次のようなケース。

【成約前】
新郎新婦「持ち込み料金はかかりますか?」
プランナー「かかりません」

【成約後】
新郎新婦「カメラマンを持ち込むことにします」
プランナー「持ち込み料金はかかりませんが、フェア割引が無効になるので追加料金が発生します」

悲しいことに、このような後出しジャンケンをする式場が珍しくないのです。

料金がネックになってやりたいことを泣く泣く諦めるということのないように、お金の面も成約前にクリアにしておきましょう。

持ち込みカメラマンの選び方

外部のカメラマンの中には、プロだけでなくアマチュア〜セミプロも混在しているので、サービス内容もスキルも様々です。
そんな中で、少しでも失敗のリスクを回避するための方法を下の記事にまとめています。