ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。
今回は、ウェスティンホテル東京でのロケーション撮影(ポーズ写真)についてお話しします。
「定番スポットをどのように回っていくか」を順番に写真で解説していくので、ぜひ参考にしてください。
(お支度・親族紹介・挙式・ホースパレードの流れは、↓の記事で解説しています)

CONTENTS
結婚式のロケーション撮影とは?
ロケーション撮影とは、結婚式当日にホテル内のスポットをまわりながら撮る新郎新婦のポーズ写真です。
写真室でのカチッとしたポーズ写真が「フォーマル撮影(型物撮影)」と呼ばれるのに対して、各スポットを移動しながら撮るポーズ写真を「ロケーション撮影」と呼びます。
ウェスティンホテル東京のロケーション撮影のタイミング
ウェスティン東京でのロケーション撮影のタイミングは、次の2つです。
- 挙式前(お支度のすぐ後)
- 披露宴おひらきの後
お色直し前の衣装(白のドレスなど)での写真は挙式前に、お色直し後の衣装(カラードレスなど)は披露宴おひらき後に撮れるということです。
挙式前のロケーション撮影
ウェスティンホテル東京では、お支度ができたらまずは写真室でポーズ写真を撮り、その後にロケーション撮影が始まります。
写真室でのポーズ写真をホテルに依頼していない場合は、お支度完了後にそのままロケーション撮影スタートとなります。
披露宴おひらき後のロケーション撮影
披露宴がおひらきとなり、ゲストのお見送りが落ち着いたらポーズ写真を撮ることができます。
披露宴の中座後、お色直しが完了したタイミングで撮ることもあります。
ウェスティンホテル東京のロケーション撮影の基本ルート
ウェスティン東京には、ロケーション撮影の基本的なルートがあります。
- 2階ドーム前
- 2階大窓前
- 大階段
- 1階ロビー中央
このルートのままで良さそうなら、ホテルの介添え(アテンド)さんに案内を任せてOKです。
もし他の場所でも撮りたいなら、事前にホテル・カメラマンに相談しておきましょう。
※この記事の公開後に基本ルートが変わる可能性もあるので、ホテルとの打ち合わせのときにロケーション撮影のルートを確認しておくと安心です。
ここからは各撮影スポットを順番に写真で見ていきましょう。
2階ドーム前
ロケーション撮影は2階からスタート。
まずはドーム(丸い天井)が見えるスポットでパシャリ。
このドーム前に限らず、ロケーション撮影の各スポットは新郎新婦以外のゲストも自由に行き来できる共有スペースです。
なので撮影中にゲストとばったり鉢合わせてしまうことがよくあります。
中には「挙式まではゲストに姿を見られたくない」という人もいるかもしれませんが、そうすると絵になる場所でのロケーション撮影がほぼ難しくなります。
ドーム前での撮影が終わったら、2階の大窓(トイレのそば)に移動します。
2階大窓前
2階の大窓前にて。
ウェティン東京は、チャペルにも地下の披露宴会場にも外の光が入らないので、この大窓前は貴重な撮影スポットです。
大窓での撮影が終わったら、1階につながる大階段に移動します。
大階段
ウェスティンホテル東京のメイン撮影スポットともいえる大階段。
ポーズを変えて色んな写真を撮りながら1階におりていきます。
新婦さんはヒールの高い靴をはいていることが多いので、階段での移動はあわてずにゆっくりと。
ブーケを新郎さんに持ってもらえば、両手が空いて少し楽になります。
ドレスの後ろ姿もここで撮っておきましょう。
階段途中の曲がり角に立った新郎新婦を2階から撮っています。
上の写真のように、1階のロビー中央には大きなお花が飾られていることが多いです。
クリスマスシーズンになると、大階段もクリスマス一色になります。
階段での撮影が終わったら、1階のロビーに向かいます。
1階ロビー中央
ロビー中央には普段はお花が飾られていることが多いのですが、クリスマスシーズンには大きなツリーが飾られています。
ここまでが1回目のロケーション撮影の基本ルートです。
次に2回目のロケーション撮影(披露宴後)を見ていきましょう。
披露宴後のロケーション撮影について
披露宴後にゲストのお見送りが落ち着いたら、お色直し後の衣装でポーズ写真を撮ることができます。
撮影場所は、披露宴会場のあるフロア内となることが多いです。
もし他のスポットを希望するなら、他の新郎新婦とのバッティングを避けるために、ホテルに事前相談をしておきましょう。
22階のビクターズで披露宴を行った新郎新婦。
同じ22階のエレベーターホールで撮っています。
『桜』『楓』など地下の披露宴会場の場合も、会場のあるフロアで撮ることが多いです。
客室でのポーズ写真
結婚式当日の夜にホテルに泊まるなら、披露宴おひらき後にお部屋でも写真を撮ることができます。
前日の夜に宿泊して、当日朝にお支度をそのままお部屋で行う場合(ホテルのブライズルームを使わない場合)は、そのタイミングでお部屋でのポーズ写真を撮ることもできますが、出発の時間は動かせないので時間に余裕をもっておいた方がいいです。
ポーズ写真のリクエストには優先順位をつけておこう
ロケーション撮影でのポーズ写真についてリクエストカットがたくさんある場合は、事前に優先順位をつけてカメラマンに伝えておきましょう。
お支度が予定より長引いて挙式前のロケーション撮影の時間が短くなったり、披露宴が延びたためにおひらき後のポーズ写真の時間が十分にとれなくなってしまうことは意外と多いです。
限られた時間を有効活用するために、複数のリクエストの中でも「これだけは絶対に撮りたい!」というものを絞っておくことをオススメします。
さて、今回はウェスティンホテル東京でのロケーション撮影についてお話ししてきました。
同じスポットでもカメラマンによって撮れる写真はガラリと変わるので、依頼を決める前に写真をたくさん見せてもらって好みに合うカメラマンを慎重に選んでくださいね。
(↓ウェスティンホテル東京のフォトギャラリー)