ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。
今回ご紹介するのは、八芳園の結婚式です。
1日の流れを写真で追いながら、八芳園ならではの注意事項や、事前に知っておくべきポイントを持ち込みカメラマン目線でお伝えします。
式場 | 八芳園 |
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挙式の形 | 和婚式(和風の人前式) |
披露宴会場 | CHAT(チャット) |
挙式月 | 2月上旬 |
持ち込みカメラマンには、どこまで撮らせてもらえる?
親族紹介、披露宴のみ撮影OKです。挙式中はゲストのスマホも含め、式場カメラマン以外は一切の撮影禁止となります。
挙式まで
八芳園の入り口。
披露宴会場チャットの前の受付スペース。
親族控室では、ご親族が談笑しながら新郎新婦の到着を待っています。
新郎新婦は、庭園や館内でのロケーション撮影(式場専属カメラマンが撮影)を終えたら、親族紹介という流れになります。
親族紹介には、両家の代表者が一人一人の親族を紹介するパターンと、自己紹介のパターンとがあります。
挙式会場となるセージに入るゲスト。
持ち込みカメラマンも挙式会場内に入ることはできますが、開式前に「ゲストを含めてあらゆる撮影禁止」とアナウンスがされるため、撮影は不可です。
挙式後は庭園でのアフターセレモニー。
ご両親と共にゲストの元に進みます。
カメラマンがいっぱい。
庭園での折り鶴シャワー
ゲストに囲まれての折り鶴シャワー。二人ともいい顔してます。
この道を歩いた先にひな壇が用意されていて、そのまま親族集合写真の撮影となります。
親族集合写真は、式場専属カメラマンが撮影します。
進む新郎新婦の背中を見つめるお父さんのやわらかい表情が印象的でした。
庭園で、お友達との記念撮影。
この撮影も、式場専属カメラマンが先導して撮っていきます。
外注カメラマンの中には「たとえ式場カメラマンが撮影していたとしても、自分も目線をもらった写真を必ず撮る!」という人もいるかもしれません。
その場合、撮影の時間が2倍になり、全てのゲストと写真を撮りきれなかったり、ゲストと言葉を交わす時間がほとんどなくなってしまう場合もあります。
何を優先するかを考えて、事前に記念写真をどこまで撮ってもらうかを外注カメラマンと確認しておきましょう。
披露宴(開宴〜中座)
受付の開始。
会場オープン。
披露宴会場チャットについて
写真右側が高砂。
新郎新婦の入退場は左奥の扉からとなります。
ゲストテーブルには既にお食事が用意されていて、ゲストはお食事を楽しみながら新郎新婦の入場を待つという流れでした。
珍しい形ですが、開宴時にはゲストの表情がほぐれていたのでいいアイデアかも。
いよいよ開宴。一礼のタイミングや高砂までのルートは、少し前を歩く会場担当者が教えてくれます。
高砂に到着。
まずは新郎のご挨拶。
新郎側のゲストからのお祝いの言葉。
新郎のお父さんもいい顔。
続いて、新婦側のゲストからのお祝いの言葉。
新婦の弟さんも楽しんでました。
乾杯の準備も進みます。
乾杯!
ここで、ご歓談の時間。高砂での記念撮影も。
ご両親との鏡開き。
どんな写真が撮れたのでしょう?
フォトラウンドとは、新郎新婦がゲストテーブルを順番にまわりながら撮影するグループごとの記念写真です。
もし足の不自由なゲストがいる場合は、会場担当者に伝えておきましょう。
そのゲストが着席のままで撮影できる位置に新郎新婦を案内してくれるはずです。
フォトラウンドの楽しみは、記念撮影だけではありません。
全てのテーブルのゲストと直接言葉を交わせる貴重な時間でもあるんです。
注意しなければならないのは、余興盛りだくさんで時間にゆとりのない披露宴の場合、フォトラウンド中の歓談がほとんどできなくなってしまうこと。
記念撮影が終わると同時にすぐ「次のテーブルに行きます」と促されてしまいます。
ゲストとの触れ合いの時間を大切にしたいのなら、ゆとりのある進行の披露宴になるようプランナーと相談しておきましょう
ここで、お色直しのために中座。
エスコート役は、弟さん。
会場を出たところで、エスコート役の人と一緒に記念写真を撮ります。
もしエスコート役の人以外にもその場で一緒に撮りたい人がいる場合(家族全員でなど)は、事前にプランナーに伝えておきましょう。
中座までの間は、高砂には新郎のみとなります。
新郎側のゲストが歓談に来てくれることが多いのですが、遠慮して中々やってこない場合は、新郎の方からゲストテーブルを回ってもいいと思いますよ。
新郎中座のエスコート役はお母さん。
再入場までの間、会場内の様子を新郎新婦は見ることができません。
プログラムが進行していないこの時間帯のゲストは、意外とリラックスをしていい顔をしているものです。
そんな様子もたくさん撮ってもらえるように、カメラマンにお願いしておきましょう。
自分の両親と友達がニコニコ話している光景って、大人になると中々見ることができないですよね。
こちらは、ビデオのインタビューに答えるゲスト。
懐かしの写真?
大喜びのお母さん。
披露宴(再入場〜おひらき)
親族の女の子にドレスを持ってもらっての再入場。
「離しちゃダメだよ」というお母さんの言葉を守っていた女の子。
新郎新婦からお礼のバルーンを差し出されても、握ったドレスを離そうとしませんでした。
ここで新婦側のゲストからのお祝いの言葉。
スピーチをしてくれたゲストと、ブーケをシェア。
学生時代の部活の仲間からのお祝い。
新婦から、ご両親へのメッセージ。
ご両親への記念品の贈呈。
記念品の贈呈には、新郎新婦がそれぞれ自分の両親に記念品を渡す「ストレート」の他に、相手のご両親に渡す「クロス」、新郎新婦が二人揃って新郎側両親→新婦側両親と順番にまわって渡す形があります。
新郎のお父さん→新郎の順にお礼の言葉を述べます。
めでたく、おひらき。
お見送りの前に、ご両親との記念撮影。
一人一人のゲストと言葉を交わしながらのお見送り。
メインロビーの階段上でのポーズ写真。
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