KAORU MATSUMOTO Photographer
VOICE

特別な時間が写真に残っている安心感と幸福感

ぐちゃぐちゃのケーキと息子おーちゃんと微笑む私。馨ちゃんに撮ってもらったこの1枚は玄関に飾っている。そして今日も私を優しい気持ちに包んでくれる。
友人だった馨ちゃんが家族写真を撮っているのは知っていた。「いつかお願いしたいな」 その日が来たのはちょうどおーちゃんが1才を迎える頃、念願のマイホームが完成した。「新居で誕生日会をしたい」満を持して馨ちゃんにお願いしたら、ひとつ返事で引き受けてくれた。
そして撮影当日。「カメラのことは気にせず心置きなくお祝いしてあげてください!そう言ってフットワーク軽く撮っていく姿はプロのカメラマン。けどつい娘の遊び相手をしちゃうあたりは現役保育士さん。お仕事スイッチを切り替えながらパシャパシャ撮っていく。馨ちゃんがいたって自然体なので、私たちも自然体でいられた。
手づかみでケーキをぐちゃぐちゃにして食べる姿。お餅の重さに泣きべそをかく姿。神社の境内をよちよち歩きでおさんぽする姿。
おーちゃんが4才になった今も昨日のことのように覚えている。それはきっと、撮影をお任せして、ゆとりをもって見届けられたから。 そんな特別な時間が写真に残っている安心感と幸福感ったら。。。 馨ちゃん、本当にありがとうございました。