ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。
持ち込みに厳しい結婚式場や格式の高いホテルの中には、「カメラマンはブライズルーム(お支度部屋)に立ち入り禁止」というルールを設けている場合があります。
でも、そんな式場でもお支度シーンを撮る方法があるんです。
ブライズルームに入れないのなら、「ブライズルーム以外の場所でお支度シーンを撮影する方法」を考えるのがポイントです。
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お支度完了後に、ブライズルーム以外の場所に移って撮影する
ブライズルームでのお支度を一度終えた後に、別の場所に移って「お支度をしている風の写真を撮る」のがこの方法です。
控室など撮影のための場所を確保する必要があるので、事前に式場に協力をお願いしておきましょう。
リップシーンやベールをつけている様子などを残したいのなら、メイクスタッフの協力も必要になります。場所の確保と合わせて式場に相談しておきましょう。
ブライズルームを利用せず、宿泊している客室でお支度をする
次は、ホテルで結婚式を挙げる人にお勧めの方法です。
ホテルのブライズルームを利用せず、宿泊している自分の部屋(客室)でお支度をすることによって、人の出入りも撮影も自由になります。もちろん、結婚式前夜からの宿泊が必要になります。
ブライズルームで撮れるのはお支度シーンだけではない
ブライズルームで撮影することのできる写真は、お支度シーンの他にも色々あります。
「カメラマンブライズルーム立ち入り禁止」の場合に、それらの写真をどのタイミングで撮ればいいのか。一つ一つ見ていきましょう。
アクセサリー・小物の写真
アクセサリーや小物類はブライズルームにまとめて置いてあります。ブライズルームにカメラマンが入れない場合でも、アクセサリーをカメラマンに一時的に預けて他の場所で撮ってきてもらうことは可能です。事前に式場・カメラマンの両方に相談しておきましょう。
新郎新婦のポーズ写真
ブライズルームでは、時間に余裕があればシンプルなポーズ写真を撮ることができます。
ポーズ写真の時間はお支度完了後にきちんと別枠で設けてあることが多いのですが、「鏡ごしの写真」のようにブライズルームならではの写真を残したい場合は、同じ環境の別の場所がないかを事前に式場に尋ねておきましょう。
家族との記念写真
ブライズルームには家族も出入りできることが多いので、一緒に記念写真を撮れます。
ブライズルームにカメラマンが入れない場合は、他のタイミングを見つけて撮る必要があるのですが、意外とそのタイミングは限られています。
下の記事で、具体的な撮影のタイミングをご紹介しているので、参考にしてください。
