持ち込みカメラマンの選び方|結婚式の写真で失敗しないために

ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。

式場カメラマンではなく外部カメラマンを持ち込む場合には、新郎新婦自らカメラマンを手配することになります。

外部カメラマンの中には、プロだけでなくアマチュア〜セミプロも混在しているため、スキルもサービス内容も様々です。そのため、WebサイトやSNSの情報だけを信じて依頼を決めると、思わぬ失敗をすることがあります。

そこで今回は、カメラマンへの依頼を決める前に必ず確認しておくべきポイントをまとめてご紹介します。

気になるカメラマンを見つけたら、6つの確認を

ネットで候補となるカメラマンを見つけたら、まずは次の6つの確認をしておきましょう。後の失敗のリスクを、大幅に減らすことができます。

  1. 撮影当日に2台以上のカメラを用意しているか
  2. 2つのメディア(SDカードなど)に同時記録ができるカメラを使っているか
  3. 1日1組限定の撮影か
  4. 担当カメラマン本人との打ち合わせはあるか
  5. 過去の持ち込みカメラマンとしての撮影件数
  6. 「一組の新郎新婦に納品された全データ」を見せてもらえるか

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

家族と記念撮影をしながら大笑いする新郎新婦

撮影当日に2台以上のカメラを用意しているか

アマチュア〜セミプロのカメラマンに多いのが、1台の高級機で撮影を行なっているケース。もし結婚式の途中でカメラが壊れたら、撮影を続けることができません。

プロにとっては大前提のことですが、必ず複数台のカメラで撮影してもらえるかを確認してください。

2つのメディア(SDカードなど)に同時記録ができるカメラを使っているか

プロ用の上級機は、2枚のSDカードをカメラに入れて同時記録ができるようになっています。片方のカードが壊れても、もう一枚のカードに同じデータが残っているので、データが完全に消えるリスクを大幅に減らすことができるのです。

プロの世界では当たり前のことですが、セミプロのカメラマンの中には一枚のカードにしか記録できない中級機以下のカメラを使っている場合もあります。

念のために「使用機材が複数のカードに同時記録できるものか」を確認しておきましょう。

1日1組限定の撮影か

1日に複数の結婚式撮影を受けているカメラマンだと、何らかのアクシデントで1件目の終わりと2件目の始まりの時間が重なった場合に一部の撮影を省略されてしまうことがあります。
最初から最後まで撮影してもらうためには、1日1組限定の約束が必要です。

担当カメラマン本人との打ち合わせはあるか

リクエストを伝えるだけでなく、あなたの結婚式への思いをくみとってもらった上で撮影に臨んでもらうために、打ち合わせの有無を確認しておきましょう。

間に人をはさまずにカメラマン本人と打ち合わせをすることで、安心して当日を迎えることができますし、心的な距離が縮まるので、当日にカメラの前でリラックスして笑えるようになります。

過去の持ち込みカメラマンとしての撮影件数

式場によっては、持ち込みカメラマンに非協力的だったり、撮影に必要な情報を共有してくれない場合もあります。

そのような状況の中でも、撮影に必要な交渉をしたり、初見の空間で撮影ポジションを臨機応変に判断するといった独特のスキルが持ち込みカメラマンには求められます。

これまでに持ち込みの立場でどの程度の撮影経験があるかを確認しておきましょう。最低50件程度の撮影経験があればOKです。

「一組の新郎新婦に納品された全データ」を見せてもらえるか

私も含めて、カメラマンのサイトに公開されているのは、大量の撮影データの中から選び出されたベストショット集です。

美化されていないカメラマンの本当の実力を知るために、「過去の撮影データの中で、一組の新郎新婦に納品された全てのデータ」を見せてもらえるかを確認してください。

依頼を決める前に、必ずカメラマンとの顔合わせを

上の6つの確認がとれたら、顔合わせのお願いをしましょう。カメラマンとの顔合わせの目的は、次の2つです。

  • 人柄・相性を確認する
  • 美化されていないカメラマンの本当の実力を知る

顔合わせをせずに依頼を決めるのは、「見学をせずに式場を決める」「試着をせずにドレスを決める」のと同じくらいにリスクが高いことだと考えてください。

人柄・相性を確認しよう

カメラマンの人柄を好きになれなければ、結婚式当日にカメラの前でやわらかく笑うことはできません。担当カメラマン本人と実際に顔を合わせて話す中で、相性を確認しましょう。

ネットで公開されていない写真を見せてもらおう

お顔合わせの場で、「一組の新郎新婦に実際に納品された全ての写真」を見せてもらいましょう。美化されていないカメラマンのありのままの実力がわかります。

見せてもらう写真は、できるだけあなたの結婚式に近い雰囲気のものをリクエストしてください。
会場の環境(広さ、外の光が入るかなど)、ゲストの人数や年齢層、プログラム内容などを伝えた上で、雰囲気の近い結婚式のデータを用意してもらいましょう。

あなたの式場が持ち込みカメラマンの撮影に厳しい場合は、必ず同じ条件の中で撮影した写真を見せてもらうこと。
例えば、あなたの式場に「持ち込みカメラマンは、挙式中はゲスト席から動かずに撮影」という厳しいルールがあるのに、「チャペル内を自由に動きながら撮った写真」を見せてもらっても参考になりません。

結婚式の不安や演出のアイデアなどの相談に乗ってもらおう

顔合わせの直接の目的ではありませんが、結婚式についての不安や悩みなどを、プランナーとは異なる立場のカメラマンに相談できるのも、顔合わせのメリットです。

「フォトラウンドの時間が長いとゲストは退屈する?」「限られた時間でみんなが楽しめるゲームってない?」のように、抱えている悩みがあれば、気軽に相談してみましょう。

カメラマンは結婚式当日に新郎新婦と終始一緒にいる数少ないスタッフなので、現場目線のアドバイスをもらえるはずです。

複数のカメラマンに会いに行って、異なる意見に触れよう

できる限り、複数のカメラマンに会いに行くことをお勧めします。時間はかかりますが、カメラマンによって写真も人柄も価値観も大きく異なることがわかりますし、式場への交渉方法など役に立つ情報のストックを増やすことができます。

もし同じような条件のカメラマンで迷ったら、最終的には人柄で決めてOKです。当日に会うのが楽しみになるようなカメラマンを選べば、きっとカメラの前にリラックスして立てるはずですよ。

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