ウェディングフォトグラファーの松元馨(まつもとかおる)です。
今回ご紹介するのは、メゾンプルミエールの結婚式です。
お支度から挙式までの流れを写真で追いながら、メゾンプルミエールならではの注意事項や、事前に知っておくべきポイントを持ち込みカメラマン目線でお伝えします。
式場 | メゾンプルミエール |
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挙式会場 | 室内チャペル |
挙式の形 | キリスト教式 |
披露宴会場 | 地下バンケットルーム |
挙式月 | 7月中旬 |
CONTENTS
持ち込みカメラマンはどこまで撮らせてもらえる?
メゾンプルミエールでは、持ち込みカメラマンならではの撮影内容の制限はありません。
ブライズルーム、ロケーション撮影、集合写真など、全て撮影OKです。
挙式中もカメラマンの行動範囲に制限はないので、自由に動きながら撮らせてもらえます。
「二人のためなら」と、外部のカメラマンにも気持ちよく協力をしてくれる温かい式場です。
お支度・ファーストミート・ロケーション撮影
中に入ると、二人の写真がお出迎え。
お支度前に、ゲスト待合室の飾りつけをする二人。
新婦がお支度を始めると、新郎は地下の披露宴会場へ。
余興のバンド演奏のリハーサル。
ブライズルームの新婦さん。
今回はファーストミートを行うので、二人は別の部屋でお支度をしています。
新郎は、美容師のお友達によるヘアセット。
普段からカットしてもらっているそうですよ。
お支度完了。
これから、ファーストミートを行う2階テラスに向かいます。
テラスでは、新郎が既にスタンバイ。
そろり…そろり…
いいリアクション!
ロケーション撮影では、撮りたいスポットに優先順位をつけておこう
ロケーション撮影とは、式場内の絵になるスポットを回りながら撮影するポーズ写真です。
メゾンプルミエールでは、持ち込みカメラマンでも比較的ゆったりとロケーション撮影の時間をとってもらえます。
もしお支度の時間が予定より延びてしまった場合には、ロケーション撮影の時間が削られることになります。
限られた時間を有効に使うために、数ある撮影スポットの中でも「ここだけはどうしても白ドレスで撮りたい!」と優先順位をつけ、カメラマンに伝えておきましょう。
※ ポーズ写真の時間は、披露宴おひらき後にもありますが、そのときには既にお色直し後の衣装であることを忘れずに。
2階テラスから、ロケーション撮影をスタート。
続いて、室内チャペルでも。
入り口付近でのポーズ写真は、ゲストと出くわす可能性も
1階入り口の外でも撮れます。
この辺りから、ゲストもちらほらと会場にやってきます。
花嫁姿を挙式までゲストに見られたくないという人は、入り口付近でのポーズ写真をこのタイミングでは撮らず、披露宴おひらき後にするなどの方法をとりましょう。
地下におりて、螺旋階段でのポーズ写真。
撮影中に、手を振る新婦さん。
その目線の先には…
ゲストの姿が。
新婦さんのシングルカットも。
ロケーション撮影はここまで。
この後、挙式リハーサルのために2階の室内チャペルに向かいます。
挙式リハーサル・親族紹介
リハーサルには、新郎新婦とご両親が参加し、入場から退場までの一連の流れを確認します。
「覚えきれるかな…」と不安になるかもしれませんが、本番中は常にチャペルのスタッフが次の動きを小声で教えてくれるので安心してください。
歩調を合わせながら歩くお父さん。
新郎のお母さんの姿も。
指輪交換の手元アップの写真が撮れるのは、リハーサルだけ
指輪交換もリハーサルの中で実際に行います。
このような手元アップの写真は、挙式本番では撮れないので、リハーサル中に撮ってもらいましょう。
ベールアップからウェディングキスの流れを確認する二人。
挙式リハーサルと受付は同時進行
二人がリハーサルをしている間に、1階ではゲストの受付が始まります。
今回の私は、リハーサルを途中で抜けて受付の様子を撮りに行きました。
リハの様子を最初から最後まで撮ってほしいなどの希望がある場合には、受付の撮影が難しくなります。カメラマンと相談しておきましょう。
受付の様子。
女性ゲストが手を伸ばしているのは、挙式で使うサンドアート。薄いボードの中に色のついた砂を流し入れると…
綺麗!
受付担当ゲストの記念写真も。
地下の親族控室の様子。
挙式リハーサルが終わる頃に、ご親族は2階へ移動し親族紹介を行います。
チャペルでの親族紹介。
代表者が紹介する形と、各自が自己紹介をする形があります。
今回は、両家のお父さんが代表として行いました。
挙式前にたくさん笑って、二人の緊張もやわらいだかも?
親族集合写真。
こんな風にきちんと並んだ親族集合写真を持ち込みカメラマンに撮らせてくれる式場は、本当に珍しいです。
「二人のためなら」と外部業者にも協力を惜しまない、メゾンプルミエールはそんな式場です。
挙式・フラワーシャワー
室内チャペルについて
挙式会場となる室内チャペル。木製の長椅子にゲストが座りきれない場合には、個別の椅子を横に足してもらえます。
挙式中の持ち込みカメラマンの行動範囲に、特に制限はありません。
一般的にバージンロードは立ち入り禁止であることが多いのですが、今回のようにゲスト席が左右いっぱいに広がっている場合には、バージンロードにカメラマンが立ち入ってもOKとのことでした。
挙式の始まり。牧師に続いて新郎の入場。
新婦とお父さんの入場。
お母さんによるベールダウン。
いい顔。
お父さんから新郎へのバトンタッチ。
二人の背中を見送るご両親。
なるべく、二人が見ることのできないご家族の姿もたくさん残してあげたいと思います。
聖歌斉唱。
ゲストが起立するのは、新婦入場・聖歌斉唱・新郎新婦退場のときです。
牧師の話を聞く新郎新婦。
誓いの言葉。
新郎→新婦、新婦→新郎の順番に指輪交換。
指輪がうまく入らない場合には、無理しなくて大丈夫です。可能なところまで入れたら、後は自分ではめこんでもらいましょう。
ベールアップからのウェディングキス。
ウェディングキスを口または頬にする場合は、ゲストから新婦の顔がよく見えるように、新郎は顔を右に(ゲストから見て奥に)傾けましょう。
サンドセレモニー。受付でゲストが砂を入れてくれたボードに、お母さんも砂を流し入れます。
新郎新婦も砂を入れて完成!
このようなオリジナルのセレモニーは人前式で行うことが多いのですが、キリスト教式でも二人がやりたいことを柔軟に取り入れてくれるところが、メゾンプルミエールの素敵なところ。
牧師が二人の結婚を宣言します。この後、再び聖歌を歌います。
新郎新婦の退場。
テラスで二人の登場を待つ女性ゲスト。
お子様たちはシャボン玉係。
やっぱり、ゲストに囲まれているときが一番いい顔。
続いて、全員集合写真。
各グループとの記念撮影も。
記念撮影を終えたゲストから、地下の披露宴会場に向かいます。
螺旋階段には思い出の写真が並んでいました。
ちょっとした移動も、ゲストにとって楽しい時間に。
前半はここまで。
(この後の披露宴の様子は、こちら↓)
(今回の結婚式のフォトギャラリーはこちら↓)